敷金返還交渉術(口頭で交渉⇒内容証明)
最終的な交渉のコツは「どこで着陸するかを十分見極めてある程度譲歩した上で応じる」のが賢い方法。まして、自然損耗の線引きが難しい部分、特約などが絡んでくれば、あなたの求める100%の返金が必ずしも正しくないこともある。結果として、返ってくる金額の割りに合わない心的疲労と労力を消耗することもありえるから、その辺はキモに命じておいていただきたい。
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敷金返還最初の一手。口頭で交渉する |
先ずいきなり法的手段と張り込まなくても、先ずは口頭レベルの抗議をするのが最も簡単。また、不動産会社の方も原状回復の考え方についてはある程度知っていながら過剰請求しているケースも相当数ある。1回の抗議であっさり譲歩案を示されることも多い。
ただし、この時点の交渉では、いきなり知識をひけらかして相手にムキになられると逆効果になりかねないから、先ずはソフトにちょっと納得できませんというニュアンスで交渉するほうがよいだろう。
とにかく、あまりにひどい場合は「だめもと」で吹っかけているケースも多い。まずは意思表示をしっかりとする。繰り返しになるが、たった一回の交渉で半分になったなんてケースはざらだ。 |
内容証明を送る |
口頭での抗議で駄目なら次は「内容証明郵便」を使うのが次の一手だ。コレには二つ意味があり、先ず、相手に自分が本気であることの意思表示。この段階で大家さんサイドから譲歩案が示されることも多い。
次に「法的措置」への準備という意味もある。次に述べる小額訴訟にしろ通常裁判にせよ、お互いが十分話あったかが問題にされるので、これはその交渉経過を示す重要な証拠となる。 |
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