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 敷金返還の落としどころを考える

もっとも、本当に100%敷金が帰ってくるかを一言で言うにはあまりにも曖昧な部分がある。普通に生活した汚れは大家負担とは言うものの、あらかた借主は「普通に使った」貸主は「使い方が悪い」と主張する。つまり「普通に使っていた汚れ」とはいったいどこまでを言うのか。」という問題がある。クリーニングで落ちる程度のタバコのヤニは自然損耗として大家負担というのが国の考え方だが、では「クリーニングで落ちる程度」とはどの程度なのか?考えようによっては全部クリーニングで落ちないこともない。往々にして「落ちる落ちない」の水掛け論になるのが関の山だから、これをハッキリと線引きするのはかなり難しい話だ。
その他の例としてはカビ。立地の問題なら大家負担、手入れの問題なら借主負担と言うのが一般的だが、これも「立地の問題だ」、「いいや手入れが悪い」の水掛け論だろう。


 壁の張替えは一室単位?それとも一面だけ?
たとえば、新築の物件にあなたが入居し、2年で転勤することとなり退室した。あなたは洋室の北側の壁を家具を運ぶときに引っ掛けてしまい、傷をつけてしまったとする。
さて、この場合、ガイドラインなどを見ると、その一面だけの張替えで済むはずだ。しかも経年変化分が考慮され、その全額は負担する必要はない。
しかし、間違いなく、大家さんはそれでは納得しないだろう。確かに、裁判をすればその主張通りになるかもしれないが、実務的な話をすると100%それでOKとする貸主は存在しないのだ。この辺はあなたが敷金返還をどこまで求めるかによるわけだが、こういった現実を踏まえて若干の妥協点を持つのが早期解決の近道でもある。

 妥協点・落しどころが肝心です
「自然損耗の線引きは難しい」「短い入居期間で汚損してしまった場合、大家さんの目は厳しくなる」このあたりも含めて考え、多少妥協できるラインを持たないと、大家さんサイドと大もめにもめ、全く収集が付かなくなる。大家さんとの関係、悪意の有無、そして、先に示した自然損耗の考え方を踏まえ、総合的に判断して、あなたがいくら負担するかを話し合いで解決するのがベストだ。



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