賃貸部屋探し

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■ペット可の達人！２ ペット可物件と一言で言っても、実は二種類ある。また、ペット可物件の現状と問題点もキチンと理解しておかないと、思わぬ苦戦を強いられることになります。 先ずはペット可物件の実態を知って、賢い探し方をしよう。 ■もともとペット可じゃない物件をやむなくペット可。 老朽化、駅近へ需要集中等で物件の競争力低下に伴い賃料を下げずにペット可とすることで集客力を上げた物件。もともとペットを飼うことを前提として建築されたものではないので、ペットの体毛による配水管の詰まり、設備の損傷が懸念される。このタイプのペット可物件は細心の注意を払う必要がある。 ■初めからペット可物件向けに作られた物件 最近ボチボチ出はじめているのが建築時に予めペット同居に対応させた物件。細部に渡りペット仕様になっており、防臭クロス、高耐久性床、配水管の大口径化、ペット用の洗い場等、普通の物件には無い設備を持っています。建築コストが家賃に跳ね返って来ますが、それでも人気は高い。 ■ペットが賃貸で嫌われるわけ ペット可物件は何故敬遠されるのでしょうか？入居中の問題としては泣き声などの騒音、最も大きいのが退室時の補修費の問題が挙げられる。殆どの場合、キチンとしつけをすればそんなに酷い匂いが染み付くことは稀だが、飼い主によってはそこら中でおしっこをしていても気にしないというだらしない人もいる。 ●外犬のみ可：難易度★ 室内ではなく室外で犬を飼うことを認めた物件。一般的には専用庭を持つ一戸建てテラスハウスのペット可に多い。騒音以外一番トラブルの少ないパターン。但し散歩に連れてかないと吠えやすくなり、糞尿も庭でして悪臭をもたらすので注意。 ●室内犬可（小型）：難易度★★ 猫は駄目だけど室内犬は良いよという物件です。基本的に犬は糞尿は外でするし、クロスを引っかくような習慣（ツメトギ）もないのでトラブルは飼い主がまともなら少ない。但し、マンションのような防音性がよい物件ならともかくとして、普通のアパートでは泣き声が問題になります。 ●猫可：難易度★★★ 入居中はあまりトラブルを起こしません。しかし、大家は退室時の補修を心配するのです。猫は襖やクロスを引っかく習性（爪を研ぐ）があり、退室時には張替えを余儀なくされる場合もあります。また、糞尿の匂いが強いのも猫で匂いが壁や床との隙間に染み込むと消毒だの消臭だのやたらと費用がかさむ。不動産屋もそのことは良く解っていますので一番警戒し、とりあえず「内犬可」にして猫は駄目というところも多い。 実際には猫を飼っていた部屋でも、飼っていない場合と同じ位無傷の場合もあります。明らかに飼い主の問題なのですが、大家にとって万が一しつけの不十分な飼い主だったときのリスクが大きすぎる為敬遠されます。