連帯保証人がいない
例えば親が定年退職、年金暮らし。
30歳あたりを越えてくると両親が定年退職している場合も多い。しかも、団塊ジュニア、晩婚化で保証人が年金暮らしの親しかいないなんてケースはゴマンとある。確かに、定年後は無職といえば無職だが、退職金など、通常はある程度のたくわえがあり、何より保証人として「実親」という続柄は非常に強力なので、大きな問題になることは少ない。
ただし、「ある程度のたくわえ」というのはあくまで想像なので、「定年前の勤務先」「保証人の家が賃貸か持ち家か」などは非常に重要になってくる。
ストレートにいく場合は、不動産会社、大家さん次第。運を天に任せるしかない。
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一番多いのは「頼みにくい」という人
一番多いのが「頼みにくい」という人だ。両親・兄弟がいればいいが、他界してしまったり一人っ子だったりすると「親戚」の線しかなく、疎遠な親戚ならばいきなり「保証人になって」は辛いものがある。
物件のよしあしよりも、「頼みにくい」問題の方が大きい人も少なくないが、その場合は↓の保証人不要システムを検討してみよう。 |
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保証人不要システムを活用する |
保証人不要システムは大きくわけて2つある。一つは、文字通り保証人を立てないで契約できるシステム、もう一つは保証人を第三者機関が代行してくれるシステム。
いずれの場合も注意してもらいたいのは、これらのシステムは基本的に「不動産会社が導入するもの」である点だ。つまり、どこか自分で保証人代行会社などを探してきて、自分の見つけた物件で契約しようとしても、審査に通らないことが多いということだ。
クレジットカード利用で保証人不要
クレジットカードで家賃を支払うことを前提で保証人が不要になるシステム。代表的なのがオリコのシステムだ。導入している不動産会社も多く、下のページには利用できる不動産会社の一覧があるので、掲載されている不動産会社に行けば確実に利用できる。
毎月の家賃の2%〜3%ぐらいが手数料でかかるが、クレジットカードのポイント還元があるので負担は月数百円程度になる。
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オリコ スリーウェイサービス |
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家賃をカード払いする代わりに連帯保証人を不要とするシステム。導入している企業は多く、ミニミニ・大東建託・積和不動産など最大手が導入。 |
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保証人代行会社を使う
変な会社に注意
しつこいようだが、利用するのは極力「不動産会社が導入しているもの」に限定したほうがよい。電信柱に「保証人代行します!」と張ってあるようなのは架空の保証人になる、保証人になりすます、というようなものも多く、契約書の虚偽記載になる可能性がある。 |
※学生なんだけど契約できる?未成年なんだけど。
基本は親契約、保証人も他の誰かで本人は単なる居住者という形になる。
※カードで滞納、破産暦があるんだけど審査に影響する?
クレジットカードで支払い遅滞があることは審査に影響するか?という質問が多いが、当然、遅滞や破産の事実を不動産会社が確認できれば問題になる。ただし、金融業界にあるブラックリストを不動産会社が入手できるかと言うと答えはNOだ。不動産会社は簡易的な信用調査を専門業者に全件依頼するところもあるが、その場合も「長期滞納」「破産」などが対象で、ちょっと遅れたことが何度かある、程度ならばまったく問題ないはずだ。
また、家賃の支払いをクレジットカードでする場合、カード審査で落っこちるとほぼ間違いなく入居審査もNGだ。「じゃぁ引き落としで・・」というのは無理。
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