賃貸住宅でペットを飼いたい!(ペット可賃貸とは)
日本のペット飼育率は全世帯の40%(ホントとかよ)。90年を境に急増しているようです。ということは賃貸も3割くらいはペット飼ってるの?と思いたくなるが、そうではない。賃貸住宅はペットに対してかなり厳しいハードルがあるといえるだろう。賃貸住宅でペットを飼える道をサイトリストで探るとともに、実態を知ってこのハードルを乗り越えてほしい。
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ペット賃貸市場は供給難。最近は希望も |
一言でペットの飼える物件。といっても、簡単ではない。ご存知の人は多いと思うが、市場の賃貸住宅の95%ぐらいはペット飼育不可!入居中・退室時にトラブルになりやすいという貸主側の防衛から極端に不足しているのが実情だ。
しかし、こういった現実を踏まえ、最近はあえて「ペット飼育専用賃貸」なども登場してきた。また、通常の賃貸住宅でもペット用の部材が開発され、足取りは鈍いことは否めないが、状況は改善しつつある。 |
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ペット可賃貸は厳しい状況 |
ペット飼育可の物件は通常の賃貸よりも条件が厳しいケースが多い。たとえば家賃は高め。市場原理で需要が供給を上回れば起こること。一割〜二割ぐらい高くなることがあるようだ。
また、原状回復の条件も厳しい。敷金は通常の相場より一ヶ月程度多いのが普通でさらにペットを飼育する場合は、退出時に無条件で壁紙などを張り替えることを約束する念書を書かされることもある。この場合、国土交通省のガイドラインがどうであろうと、特約として効力を発揮するため、退去する時は敷金の返還額も少ないことを覚悟する必要があるだろう。 |
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賃貸条件は余裕をもって。 |
実はペット飼育可の物件は二種類ある。ひとつは、はじめからペットを飼育することを前提に建築されているマンション。ペット専用の洗い場や、入り口などもあり、かなり人気があるようだ。ただ、家賃も当然高い。
そして、もうひとつが「ペット飼育可」の付加価値をつけた物件。要するに、普通に募集していたのでは入居者がなかなか付かないような立地条件だったり、築年数だったりするため、市場競争力をあげることを目的に無理やりペット飼育可にしてしまう物件ということだ。このパターンがペット可物件の8割を占めているが、裏を返せば、駅前のよい立地にペット可の物件はほとんどないということを物語っている。 |
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賃貸難易度は「猫>室内犬>室外犬」 |
一言でペットといっても種類で難易度は分かれる。外犬可というのは一戸建てやテラスハウスの賃貸にしかない(参考にならない)。部屋の中で飼育できるものでは犬より猫の方が難しい。猫は入居中はトラブルを起こさないが、退室時が大変なのだ。襖やクロスを引っかく習性(爪を研ぐ)があったり、糞尿の匂いが強く壁や床との隙間に染み込むと消毒だの消臭だのやたらと費用がかさむ。いくら敷金多めにもらっているからと言っても、借主の払える限度を超えることもしばしばあるために、たとえ念書があっても、トラブルにはなりやすいのだ。
※番外、小動物はペットか?
よくあるのが、ハムスター、それからインコ。基本的にはだめだ。一応においがあるので。まぁ、黙っていればわからんといえばわからんが。 |
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