パソコンオタクじゃないんですが。


「武緒君はパソコンが好きなんだね。」こう聞かれると答えに困る。めんどくさいので「そうだよ」と言ってはいるが、でもちょっといいですか。パソコンっつうのは道具なんですけど。ただの道具。何かをするための過程で使っているだけなのよ。例えば作曲する人の多くはパソコンを使って音楽を作る。この人を「パソコンオタク」と呼ばんだろ。その前に、パソコンを使って出来上がってくる「音楽を好き」というのが普通だろうが。それは俺だって一緒。ホームページを作るためにパソコンを買って「必要に応じて」使ってるっつうだけで。「パソコンが好き」というわけではないわけよ。そもそもパソコンそのものが好きな奴なんているんかい。コントロールパネルを開くのが楽しくてしょうがないとか、ダブルクリックに快感を覚えるような奴。

 それから、こういう発言をする人のほぼ95パーセントは昔のパソコン通信とパソコンをリンクさせて、パソコンそのものになんだか後ろ暗いイメージを持っていることを認識した上での発言だ。そして、「パソコン好きなんだね」という言葉の裏には「私はパソコンオタクじゃないぞ。」という意味もすくなからずあるから頭にくるさ。

でもまあいいや。既に使える奴と使えない奴との能力の差は明白。ましてインターネットを未だパソコン通信と一緒のレベルでしか見れない奴なんてアホ中のアホ確定だろう。デジタルデバイドの意味でも調べてみやがれ。それから扱えないことを「こういうのだめなんだよね」と自らいう奴も逝ってよし!「俺はあほだ!」と宣言しているも同然。全ての分野の最先端はコンピュータ無しでは成り立たない。それだけ可能性を秘めたものが一般人の手の届くところにようやく下りてきたのになぜ自ら封印するのか?

・・・ちょっと私情がこもりすぎたが、とにかく、パソコンは単なる道具。パソコンだけあったって何にもできん。好きなことや仕事をより高度にこなすために使うものなのだよ。明智君。